事象
拠点ルーター更改後、OSPFネイバーが EXSTART/EXCHANGE を行き来したまま FULL にならない事象が発生。
%OSPF-5-ADJCHG: Process 1, Nbr 10.0.0.2 on GigabitEthernet0/0 from EXSTART to DOWN
結論(先に要点)
原因はMTU不一致。更改した側のインターフェースにMTU 9000(ジャンボフレーム)が残っていた。OSPFはDBD交換時にMTUを比較するため、不一致だとEXSTARTから先へ進まない。
切り分け手順
show ip ospf neighborで状態遷移を確認(EXSTARTで止まるのはMTU/認証/ユニキャスト到達性が定番)- 両側で
show ip interface Gi0/0 | include MTUを比較 - 応急処置は
ip ospf mtu-ignore(恒久対応はMTU統一を推奨)
interface GigabitEthernet0/0
mtu 1500
教訓
- 機器更改時は「コンフィグ差分」でなくインターフェース単位のMTU/速度/duplexの突合表を作る
mtu-ignoreは便利だが、経路上の実MTU不一致によるDF問題を隠すので恒久対応にしない